みなさんの家には勝手口はありますか。
勝手口といえばキッチンにありましたが、最近は玄関以外の出入口を勝手口というそうです。

最近の新築住宅では、勝手口の無い家が多くなっています。
そもそもなぜ勝手口があったのでしょうか。
昔ながらの住宅は、キッチンや水まわりはそれぞれ独立した造りでした。
そこで、家事を効率良くするために設置していました。
キッチンに設置すると、荷物を直接キッチンに入れることができます。
洗濯機置き場近くに設置し、出てすぐに物干し場があればとても楽になりますね。
下の写真は、ガレージ直結の勝手口です。

では、現在の住宅はどうでしょうか。
キッチンはリビングと一体化したものが多く、さらに家事動線を考えた間取りになっています。
そのため、改めて出入口を作る必要がなくなってきています。
勝手口が無いことで、壁面スペースを有効活用できます。

勝手口を作る場合には、「断熱性能」 「防犯対策」 もしっかりとしましょう。
開口部が多くなれば、断熱性能に影響を及ぼします。
ガラスや枠を断熱性能の高い物にするなど工夫しましょう。
また、家の裏や横に作ることの多い勝手口ですから、防犯カメラを設置するなどの対策も考えましょう。