昨日は処暑でしたね。日中はまだまだ暑いですが、朝晩は大分過ごしやすくなってきました。
そして今日は 「さんりんぼう」 です。
新築住宅建築に関わること、地鎮祭や棟上げなどを行うにあたっての凶日とされています。
住宅建築に関するすべてのことが対象になり、建築だけではなく、土地や家の購入・契約も良くないのです。

「さんりんぼう」 とは 『三隣亡』 と書き、その日に家を建てたものは後日大火を起こし、三軒隣まで滅ぼす というなんとも恐ろしい意味があります。

ですが、そんな恐ろしい 「さんりんぼう」 も江戸時代には 『三隣宝』 と書き、「屋立て良し」「蔵立て良し」と建築全般においての吉日だったそうです。いつしか 「よし(良し)」 を 「あし(悪し)」 と読み間違えられ凶日と変わり、凶日に「宝」の文字がふさわしくないと 「亡」 の字が当てられたとの説もあるそうです。

まったく逆の意味になり凶日となってしまった 「さんりんぼう」 ですが、自分はそんなこと気にしないと思っていても、周りの方で気にする方がいるとトラブルに発展しかねません。
ワクワクするはずの新築が、たった一日の日取りによって憂鬱な気持ちに変わってしまっては、その先の生活にまで影響してしまいます。
出来得る限り避けたほうが良いでしょう。栃木県日光市 注文住宅

参考までに上の写真は地鎮祭のものです。施主様だけではなく、周りの方たちも気持ちよく建築工事を見守っていけるような環境を作っていきましょう。